飲酒と血行について、関係性と血行改善をご紹介

飲酒

消化器内科

飲酒と血行について、関係性と血行改善をご紹介

監修医師プロフィール

消化器病専門医 みなと芝クリニック名誉院長

川本徹 医師

筑波大学卒業後、同大学附属病院や関連施設で専門分野から救急医療まで幅広い臨床経験を積む。アメリカに渡りがんの研究も行うなど幅広い知識も習得し、2010年みなと芝クリニックを開院。「ザ・世界仰天ニュース」「林修の今でしょ!講座」出演

お酒を飲むことが血行に与える影響について、アルコールには血管を拡張させる作用があるため、一時的には血行が良くなることがあります。しかし、過度にお酒を飲むと逆に血行が悪くなることがあります。

お酒と血行の関係性

お酒を飲んだ時に顔が赤くなる、体が温かく感じることはありませんか。これは飲酒によるアルコール摂取で血管が拡張し、一時的に血行が良くなっているためにおきます。飲酒と血行の関係性は短期〜長期に影響があります。

短期的な影響

■血管拡張作用
アルコールを摂取すると血管が拡張し、一時的に血行がよくなります。

■リラックス効果
アルコールは中枢神経を抑制する作用があり、飲酒により一時的にリラックス状態になります。この際に血管拡張効果も含めて血行が促進されます。

長期的な影響

■血圧の上昇
長期的な飲酒は血圧を上昇させます。過度な飲酒を続けることで、高血圧を引き起こす原因となります。

■血管の硬化
飲酒により摂取されたアルコールは体内でアセトアルデヒドと呼ばれる物質が発生します。このアセトアルデヒドは血管内皮細胞を損傷させ、血管が硬くなります。

■肝臓への負担
長期的な飲酒は肝臓に負担をかけ、肝機能が低下します。これにより血液中の老廃物の処理が遅れ、血行が悪くなることがあります。

飲酒で顔が赤くなりやすい人

アルコールの分解中に発生するアセトアルデヒドは血管を拡張させますが、そこに血液が流れ込むので、皮膚が赤く見えます。 これを「フラッシング反応」と言います。 フラッシング反応が出やすい人(飲酒で顔が赤くなりやすい人)は、アセトアルデヒドを無害化する酵素が少ないので、有害物質が体内に長くとどまってしまい、頭痛や二日酔いなどの体調不良が出やすくなります。

過度にお酒を飲むと逆に血行が悪くなる

前述の通り、血管拡張作用により一時的に血行はよくなりますが、飲酒は体に様々な影響を与えます。特に過度に飲み過ぎると血行不良になる場合もあります。狭心症、心筋梗塞、脳梗塞など血行不良によるリスクを高めない為に飲酒される方も日常的に下記を心がけましょう。

適量の飲酒を心がける

過度な飲酒は長期的に見ても健康に悪影響を与えます。1日のアルコール摂取量を適量に抑えることで体調への影響も抑えましょう。

■各お酒の1日適量目安
ビール:約500ml
日本酒:約180ml(1合)
ワイン:約180ml(グラス1杯)
ウイスキー:約45ml
焼酎:約60ml
カクテル等:約90ml(カクテル1杯)
チューハイ:約350ml(1缶)

※一般的に女性は男性よりアルコール分解力が低いとされています、女性の方は上記目安よりも少ない量が適量となります

有酸素運動とストレッチの習慣

ウォーキングや水泳、ジョギングなどの有酸素運動は血行を促進し、ストレッチは体のこりもほぐれます。飲酒をされる方はこのような血行によい運動も習慣化しましょう。また、シャワーだけでなくお風呂に浸かる習慣も血行を正しく保つために有効です。

食事の改善

主に血管をサポートする栄養素が必要となります。青魚やナッツ類に豊富に含まれるオメガ3脂肪酸、アボガド・ブロッコリーに含まれる抗酸化作用を持つビタミンE、柑橘類・イチゴなどに含まれる血管内壁を強くするビタミンCなどが挙げられます。

ボディメンテナンスウェアを利用する

正しい生活習慣や運動習慣がなく、日頃から肩こりや体が冷えている人はより血行に影響があります。日頃の血行の改善にボディメンテナンスウェアの着用もお薦めです。ボディメンテナンスウェアには遠赤外線を放射する素材が使用されていて、着るだけで血行を促進し、疲労を回復したり、筋肉のコリを緩和させたりするのを助ける効果が期待できます。着るだけで日々の健康をサポートしてくれるという点が大きな特徴で、手間や時間がかからない手軽さがあります。

飲酒と血行について|関係と改善

お酒を飲む人が血行不良を予防するためには、適量の飲酒を守り、水分補給をこまめに行い、健康的な食事や運動習慣を取り入れることが重要です。また、ストレス管理や禁煙、休肝日を設けることも血行を改善するために効果的です。血行を改善するための習慣を日常生活に取り入れ、健康的なライフスタイルを維持することが、長期的な健康維持に繋がります。

監修医師プロフィール

消化器病専門医 みなと芝クリニック名誉院長

川本徹 医師

筑波大学卒業後、同大学附属病院や関連施設で専門分野から救急医療まで幅広い臨床経験を積む。アメリカに渡りがんの研究も行うなど幅広い知識も習得し、2010年みなと芝クリニックを開院。「ザ・世界仰天ニュース」「林修の今でしょ!講座」出演

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