肌のくすみは血行不良が原因?透明感を取り戻す血流ケアとは

内科・循環器内科

美容皮膚科

監修医師プロフィール

内科医・美容皮膚科 抗加齢医学専門医

五藤良将 医師

防衛医科大学校医学部卒。その後に自衛隊中央病院、防衛医科大学校病院、千葉中央メディカルセンターなどの勤務を経て2019年9月に継承開業に至る。著書「内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ」

30歳を超えてから顔色が悪い・透明感がなくなったと感じていませんか。
・メイクで隠してもくすんで見える
・疲れていないのに顔色が暗い
・年齢と共に肌の明るさが失われた気がする

実はその原因、年齢問わず血行不良が原因かもしれません。

最近、顔色が暗く見える…それは「血流低下」のサインかもしれません

 以前より顔色が暗く見える、疲れていないのに肌がくすんで見える。そんな変化を感じていませんか。実は、肌の見た目はシミや乾燥だけでなく「血流」の影響も受けます。皮膚は体の中でも血流の変化を反映しやすい臓器の一つで、血液の巡りが低下すると肌の印象が暗く見えることがあります。

ファンデーションでは隠しきれない“どんより感”の正体

 肌のくすみは、メラニンや乾燥だけが原因ではありません。皮膚には毛細血管が広がっており、血流が十分でないと血色が弱まり、顔色が暗く見えることがあります。特に、青みがかったくすみは血流低下が関係しているケースもあります。スキンケアやメイクだけで改善しない場合、体内の血流状態が関係している可能性も考えられます。

疲れていないのに老けて見えるのはなぜ?

 顔の印象は、肌の色調によって大きく左右されます。血流が良い状態では皮膚に血色が現れ、健康的な印象になります。一方、血流が低下すると皮膚表面に透けて見える血液量が減り、青白く暗い印象になることがあります。その結果、実際の年齢よりも疲れて見えたり、老けた印象を与えることがあります。

肌の透明感に影響する「血色」

 透明感のある肌というと、美白や角質ケアを思い浮かべる人も多いでしょう。しかし、肌の明るさは色素だけで決まるわけではありません。皮膚に流れる血液の状態も、肌の印象に関係しています。血流が保たれていると血色が良く見え、自然な明るさや透明感につながると考えられています。

血流が良いと肌が明るく見える理由

 毛細血管は体の最も細い血管で、細胞に酸素や栄養を届ける役割を担っています。血流が十分であれば、皮膚組織へ酸素や栄養が届けられ、健康的な肌状態を維持しやすくなります。こうした血色の良さが、肌の透明感や明るい印象につながると考えられています。

「くすみ」には血流が関係するタイプがある

 くすみの原因は一つではなく、血流低下のほかにもメラニンや糖化などさまざまな要因があります。自分のくすみタイプを知ることで、適切なケアにつなげることができます。

青ぐすみ・茶ぐすみ・黄ぐすみの違い

 くすみは大きく分けて、血流低下による「青ぐすみ」、メラニン増加による「茶ぐすみ」、糖化や酸化による「黄ぐすみ」があります。血行不良型のくすみは青みがかった印象になりやすく、血流が改善すると顔色が明るく見えることがあります。

あなたはどのタイプ?血行不良型くすみの特徴

 血流低下によるくすみは、冷えやむくみ、肩こりなど末梢循環の低下と一緒に現れることがあります。また、入浴や運動などで血行が促進されたときに顔色が良くなる場合は、血流が関係している可能性があります。

なぜ35歳前後から血行不良が起こりやすくなるのか?

 30代後半になると、体のさまざまな機能が少しずつ変化し始めます。血管の働きや生活習慣の影響も重なり、血流が低下しやすくなることがあります。

加齢による微小循環機能の低下

 年齢とともに血管の柔軟性が低下し、毛細血管の機能も変化するといわれています。これにより末端まで血液が届きにくくなり、皮膚の血色にも影響が出る可能性があります。

ホルモンや生活習慣の変化が重なる時期

 30代後半は仕事や家庭など生活環境の変化も多く、ストレスや睡眠不足が増えやすい時期です。こうした生活習慣も血管の働きに影響し、血流低下につながる可能性があります。

くすみ対策は“血流ケア”がカギ

 肌の透明感はスキンケアだけでなく、体の巡りとも深く関係しています。血流が低下すると血色や代謝に影響し、くすみの一因となる可能性があります。日々の生活習慣を整え、血流を意識したケアを取り入れることが、明るい印象の肌づくりにつながると考えられます。

監修医師からのコメント

 肌のくすみは「外からのケアで何とかなるもの」と思われがちですが、この記事でご紹介したように、血流という「内側からの要因」が大きく関わっているのです。

 内科医として日々の診察の中でも、「顔色が悪い」「疲れて見える」と気にされている患者さんに、貧血や甲状腺疾患、循環器疾患が隠れているケースに出会うことがあります。くすみが長引いたり、急に顔色が変わったと感じたりする場合には、単なる美容の問題ではなく、体のサインである可能性もゼロではありません。

 一方で、特別な病気がなくても、冷え・睡眠不足・運動不足・ストレスといった日常の積み重ねが末梢血流を低下させ、じわじわと肌の印象を曇らせていきます。

まずは生活習慣の見直しから。湯船に浸かる、軽いストレッチを取り入れる、食事・睡眠を整える――地味に見えてもこうした習慣が、スキンケアの効果を高める「土台」になります。拙著『あぶら落とすスープ』でも、食事から体の巡りを整えるアプローチをご紹介していますので、あわせてご参照いただければ幸いです。

 くすみが気になる方は、鏡に映る自分の肌と同時に、体全体のコンディションにも目を向けてみてください。

五藤良将(ごとう よしまさ)
医療法人社団五良会 理事長 / 内科医
五良会クリニック白金高輪・竹内内科小児科医院・五良ファミリークリニックセンター南

監修医師プロフィール

内科医・美容皮膚科 抗加齢医学専門医

五藤良将 医師

防衛医科大学校医学部卒。その後に自衛隊中央病院、防衛医科大学校病院、千葉中央メディカルセンターなどの勤務を経て2019年9月に継承開業に至る。著書「内臓脂肪 中性脂肪 コレステロールがみるみる落ちる 血液と体の「あぶら」を落とすスープ」

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